科学研究費助成事業|日本学術振興会
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピアレビューによる審査を経て、独創的先駆的な研究に対する助成を行うものです。
最近の研究成果トピックス
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
人文社会系
「移動動詞の実験的研究」 神戸大学 人文学研究科 教授 松本 曜
日本語と英語には、事物の移動をどのように表現するかについて、大きな違いがあることが知られてきました。たとえば、〈上方向〉の移動は、日本語では〈上がる〉などの動詞で表すのに対して、英語ではupなどの副詞前置詞で表します。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
理工系
「1次元ナノ細孔中ヘリウムの超流動と朝永-ラッティンジャー液体的挙動」 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 助教 谷口 淳子
一般に、低次元系は強い量子揺らぎが多様な現象を引き起こすため、物性物理の重要な課題であり続けてきました。その中で、1次元フェルミ系は朝永-ラッティンジャー(TL)流体として振る舞うことが知られており、…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
生物系
「脚の短いプロセッシブミオシンが運動している様子のビデオ撮影に成功」 金沢大学 理工研究域 バイオAFM先端研究センター 准教授 古寺 哲幸
様々な細胞運動に関わるミオシンのうちミオシン6とミオシン10は、2本の“短い脚”を持ち、アクチン繊維の上を1分子で長距離移動することができるプロセッシブミオシンです。その脚の長さは、同じくプロセッシブミオシンに分類されるミオシン5に比べて短く、…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
人文社会系
「人材育成と事業システム」 京都女子大学 現代社会学部 教授 西尾 久美子
人材を育成しながら事業を継続していく上で、個人にとっても組織にとってもメリットが大きい仕組みはどのようなものだろうか、また得られた研究成果は少しでも社会に役立つようにまとめたい、これが企業勤務を経験して研究者になった私の研究に対する基本的な考え方です。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
理工系
「原始惑星系円盤形成に伴う分子組成の劇的変化」 理化学研究所 准主任研究員 坂井 南美
恒星は、星と星との間に漂うガスや塵からなる雲(星間分子雲)が自己重力で集まることで誕生します。その際、周囲に作られるガス円盤が惑星の起源です。私達の住む太陽系も46億年前、そのようにして誕生しました。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
生物系
「植物診断ロボットを用いた太陽光植物工場の環境制御の高度化」 愛媛大学 農学部 准教授 高山 弘太郎
太陽光植物工場は、太陽光エネルギーを最大限に活用して大規模に農作物を生産する施設で(図1)、競争力の高い農作物生産システムとして注目されています(日本学術会議マスタープラン2014学術大型研究計画)。…
最近の研究成果トピックス
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
人文社会系
「パネルデータから、日本の家族関係のダイナミクスをとらえる」 東洋大学 社会学部 教授 西野 理子
中年期の夫婦関係は安定しているイメージがありますが、実際にはどの程度あてはまるのでしょうか。「経済的に貧困だと夫婦仲が悪い」など2変数間の関連が指摘されても、それが因果関連であるかどうかはわかりません。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
理工系
「高分子鎖の空間連結が生み出すトポロジー返還可能な高分子」 東京工業大学 大学院理工学研究科 教授 高田 十志和
加える刺激に応じた物性や機能を示す刺激応答材料は、多種多様で有用なものもたくさんあります。しかし、可逆的に形状(トポロジー)、特性を変化させることのできる高分子材料は多くありません。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
生物系
「石油代替燃料生産を目指した微細藻Botryococcusbrauniiのトリテルペン系炭化水素生合成メカニズムの解明」 東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授 岡田 茂
群体性微細緑藻Botryococcusbrauniiは、生体の乾燥重量の数十パーセントにも及ぶ大量の液状炭化水素を生産分泌し、個々の細胞をつなぎ止めている細胞外マトリクスと…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
理工系
「微細管路の特性から見えてくる新しい化学プロセス技術」 徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部 教授 外輪 健一郎
化学産業は長い歴史の中で発展を続け、現代の私たちの生活を支える様々な物質や材料を提供していますが、化学工場で使われている装置は、昔ながらの大型の撹拌装置や加熱冷却装置が現在も主役の座についています。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
生物系
「卵巣癌のoriginを解明する」 島根大学 医学部 産科婦人科学 教授 京 哲
上皮性卵巣癌の組織形態は卵管や子宮内膜に非常に類似していますが、そのような組織は正常卵巣には存在しません。では、なぜこのような形態の癌が発生するのでしょうか? これは長らく謎でした。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
理工系
「温度分布制御型マイクロフローリアクタによる燃焼化学反応の研究-火炎クロマトグラフ法の誕生-」 東北大学 流体科学研究所 教授 丸田 薫
自動車のエンジン、ガスタービン、ボイラなどの、暮らしを支える燃焼器をより高効率、クリーンに改良していくためには、燃料ごとに異なる燃焼化学反応を詳細に理解する必要があります。…
(「科研費NEWS 2015 vol.3」より)
生物系
「CYLDによるMet1およびLys63結合型ユビキチン鎖特異的切断メカニズムの解明」 東京大学 放射光連携研究機構 助教 佐藤 裕介
ユビキチンは、他のタンパク質とつながることで働き、私たちの細胞内のさまざまな機能を制御するタンパク質です。ユビキチン同士がいくつもつながって形成されるポリユビキチン鎖も重要な役割を持ち、そのつながり方の違いで役割が異なります。…
NEWS 2016年2月24日科研費改革の動向について2016年2月19日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別推進研究)実績報告書の作成について2016年2月10日科研費NEWS2015Vol.3を掲載しました2016年2月1日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究)実績報告書の作成について2016年2月1日「私と科研費No.85(平成28年2月)」を掲載しました。2016年2月1日科学研究費助成事業(基金分、一部基金分)継続課題に係る支払請求書の提出等について2016年1月29日平成27年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(国際共同研究加速基金(国際共同研究強化))の交付内定について2016年1月21日「我が国における学術研究課題の最前線(平成27年度)」について2016年1月20日平成28年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別研究員奨励費)の募集について2016年1月18日科研費(基金分、一部基金分)の補助事業期間延長承認申請書の提出について2016年1月15日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別推進研究)の研究進捗評価追跡評価について2016年1月4日「私と科研費No.84(平成28年1月)」を掲載しました。2015年12月24日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)の交付決定の変更(調整金前倒し使用分(第2回))について2015年12月10日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別研究員奨励費)第4回の交付決定について2015年12月4日平成27年度科学研究費助成事業(補助金分一部基金分)の繰越申請手続について2015年12月1日「私と科研費No.83(平成27年12月)」を掲載しました。2015年11月30日平成27年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(国際共同研究加速基金(国際活動支援班))の交付決定について2015年11月24日科学研究費助成事業の審査に係る「系分野分科細目表」等への意見の受付について2015年11月20日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別研究員奨励費)第3回の交付決定について2015年11月9日科研費NEWS2015Vol.2を掲載しました2015年11月9日平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別研究員奨励費)第4回の交付内定について2015年11月6日平成27年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(国際共同研究加速基金(国際活動支援班))の交付内定について2015年11月6日平成27年度ひらめき☆ときめきサイエンスの募集要領を掲載しました。2015年11月2日平成27年度科研費の審査委員表彰について2015年11月2日「私と科研費No.82(平成27年11月)」を掲載しました。,
本文编号:32546
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